【呪術廻戦】究極メカ丸ってどんな人物？メカ丸の正体や天与呪縛についても詳しく解説

週刊少年ジャンプにて連載中の漫画『呪術廻戦』で登場する究極メカ丸の人物や正体、天与呪縛などについて詳しく解説していきます。

メカ丸ってどんな人物？

究極メカ丸は呪術高専京都校に在籍する学生で、初登場は第4巻収録の第32話『反省』となっており京都姉妹校交流会編～渋谷事変編まで活躍するキャラクターです。

学年は二年で術師としての等級は準1級。

見た目がロボットのためパンダからは仲間（呪骸）扱いされたが、本体はちゃんとした人間であるものの全身包帯姿で身体が不自由なため人前に出ることができず、呪骸扱いされたことに対し怒りの感情を露にした。

作者の芥見先生によると「全身包帯」ということだけ決めて本体のデザインをこねくり回していたが何度描いても「志々雄じゃねぇか!!」（るろうに剣心の志々雄真実のこと）ってなって途中で諦めたとのこと。

メカ丸の正体は与幸吉が操る傀儡

メカ丸の本名は与幸吉（むたこうきち）という生身の人間であり、京都校生として普段活動しているのは与が操る傀儡のうちの一体です。

「メカ丸」という名前は昔観せてもらって大好きになったロボットアニメに登場する機体の名前をずっと使っているとのこと。

与幸吉の天与呪縛について

"天与呪縛"や"縛り"については別記事でも解説してありますが、与は天与呪縛によって生まれつき右腕と膝から下の肉体、更に腰から下の感覚がない。また肌は月明りにも焼かれる程脆く、常に全身の毛穴から針を刺されたように痛む。

その代償として広大な術式範囲と実力以上の呪力出力を与えられたが、本人が望んで手に入れた力じゃないので、呪力を差し出し肉体が戻るのであれば喜んでそうするとのこと。

いつかメカ丸の姿ではなく与幸吉として京都校のみんなと会えるのを願っていた。

メカ丸（与幸吉）が内通者だった！裏切りの理由は？

与は「夏油達に協力し情報を提供する対価として真人の『無為転変』で体を治す」という"縛り"を結んでいた。また「京都校の人間には手を出さない」という"縛り"も結んでいたが、先に"縛り"を破られて対立することになる。

先ほども説明したように与は自分の天与呪縛を恨めしく思っており、肉体を取り戻せるなら呪術界も人間社会もどうなってもいいと思うほど願いが強かったことから夏油らに協力したのでしょう。

また「京都校の人間には手を出さない」という"縛り"も結ぶことで、与にとって大事な人達を守ろうという意図もあったのだと思います。

メカ丸（与幸吉）と三輪霞の関係は？

与は京都校の皆のことを大切な仲間と思っていたようですが、東京に向かう新幹線の中で三輪に対して最後の別れを告げるシーン（第15巻収録の第128話『渋谷事変㊺』）では、「三輪幸せになってくれ。どんな形であれオマエが幸せなら俺の願いは叶ったも同然だ」というセリフからも三輪に対しては特別な感情を抱いていたようです。

三輪の方はメカ丸のことを大切な仲間の一人もしくはそれ以上と思っていたのかは不明ですがメカ丸の死に涙し、渋谷事変の最終局面では自分の全てを失ってでもメカ丸の仇を討つという強い意志が感じられました。

与幸吉の術式は『傀儡操術（かいらいそうじゅつ）』

傀儡を操作する術式。傀儡の操作範囲は天与呪縛の力で日本全土に及ぶ。

究極メカ丸（アルティメットメカまる）

人型の傀儡で京都校生のメカ丸としてはこの姿で活動している。

刀源解放（ソードオプション）

腕に仕込まれた刃を出現させる。

推力加算（ブーストオン）

肘部分からのジェット噴射により、瞬間的に加速することが可能。

絶技抉剔（ウルトラスピン）

『刀源解放（ソードオプション）』+『推力加算（ブーストオン）』の合わせ技。腕をドリルのように高速回転させ相手を抉る。

剣山盾（ウルトラシールド）

『刀源解放（ソードオプション）』の防御技。腕に棘状の盾を展開し防御する。

大祓砲（ウルトラキャノン）

掌から高出力の呪力を広範囲に放つ攻撃。攻撃後は放熱しなければならず、タメも残しデカい技。

砲呪強化形態（モード・アルバトロス）『三重大祓砲（アルティメットキャノン）』

『大祓砲（ウルトラキャノン）』を両手と口の三か所から出力する攻撃。『大祓砲（ウルトラキャノン）』よりも呪力量が高く威力が高い。

究極メカ丸（アルティメットメカまる）絶対形態（モード・アブソリュート）

装甲傀儡究極メカ丸試作0号。超巨大な傀儡で頭部の操縦席に乗り込み操る。

与を縛った年月（17年5ヶ月6日）で得られた呪力をエネルギーとしており、一時的ではあるものの特級クラスの攻撃も可能とする。

大祓砲（ウルトラキャノン）

掌から高出力の呪力を広範囲に放つ攻撃。1年分の呪力を消費する。

二重大祓砲（ミラクルキャノン）

両手の掌から高出力の呪力を広範囲に放つ攻撃。2年分の呪力を消費する。

追尾弾～五重奏～（ビジョン・ヴィオラ）

五つのエネルギー弾を放ち、相手を追尾して攻撃する。5年分の呪力を消費する。

シン・陰流『簡易領域』

シン・陰流『簡易領域』は、呪術全盛の平安時代に凶悪巧者な呪詛師や呪霊から門弟を守るため蘆屋貞綱によって考案され編み出された技で、"領域"から身を守るための弱者の"領域"。

一門相伝でその技術を故意に門外へ伝えることは縛りで禁じられているのだが、今までの戦いを全て視てきた与は門下生でないものの三輪の簡易領域を参考にし会得した。

ただし自由自在に使えるわけではなく、筒状のカプセルのようなものに術をストックさせることでしか簡易領域を成立させることはできず、そのストックは4本のみだった。究極メカ丸絶対形態に装填し、指先から撃つことも可能。

ミニメカ丸（仮）

渋谷事変にて登場した小型の傀儡で虎杖ら高専側をナビゲートした。

与本人は渋谷事変前の10月19日に真人によって殺されてしまったが、生前に保険として残した。高度な術の為に発動条件を"五条悟封印後"に限定せざるを得ず、不発のリスクを低減するために事前にこの傀儡を忍ばせるのも３箇所までにしたとのこと。

虎杖悠仁のもと

虎杖悠仁は数か月前まで呪術界との繋がりがなく、高専所属の術師の中で最も内通者の可能性が低いと判断したため。

五条奪還のために虎杖達をナビゲート。脹相戦においては囮役となり破壊された。

五条悟の封印現場

五条悟の封印現場で偽夏油ら付近で忍んでいたが、真人に気づかれてすぐに破壊された。

封印された五条を現場から動かせないと分かったのもこの傀儡のおかげ。

京都校のもと？⇒三輪霞が所持

東京へ向かう新幹線内にて三輪に最後の別れを告げた。

最初から三輪のもとに忍ばせていたのかは不明であるが、東堂・新田が他の京都校メンバーよりも先に駆け付けたのは、この傀儡を通じて渋谷の状況が京都校にも伝わったものと思われる。

与幸吉の戦歴

与幸吉の戦歴についても簡単にまとめてみました。

究極メカ丸VSパンダ（第5巻収録の第37話『京都姉妹校交流会－団体戦④－』～第39話『京都姉妹校交流会－団体戦⑥－』）

京都姉妹校交流会一日目。釘崎・パンダペアに遭遇した西宮を助けるため奇襲し、パンダを行動不能にする。

その後に姿を現し、釘崎に対し二対一の状況かと思いきや行動不能になったはずのパンダに不意打ちされ返し、一対一の勝負になる。

メカ丸の『三重大祓砲（アルティメットキャノン）』により追い詰められたパンダだが、パワー重視のゴリラモードになったパンダの反撃によりメカ丸は戦闘不能にされてしまい棄権（リタイア）。

与幸吉VS真人（第10巻収録の第80話『宵祭り』～第82話『宵祭り－参－』）

『無為転変』により正常な身体を得ることができたが、直後に対立し真人と交戦に。与の勝利条件は五条悟にどんな手段でもいいので連絡を取り、渋谷の計画を伝え、保護してもらうこと。

だが夏油の降ろした"帳"により、閉じ込められたうえに電波も断たれてしまう。"帳"を降ろした夏油に集中するには真人は危険すぎるので、まずは真人を祓うことを判断する。

与を縛った年月で得られた膨大な呪力をエネルギーとした究極メカ丸絶対形態やシン・陰流『簡易領域』を駆使し優勢になるが、追い詰められ領域を展開する真人。

操縦席であれば真人に直接触られることもないが、領域に引き込まれてしまうとそれも関係ない。真人の勝ちと思いきや『簡易領域』により操縦席を守った与は、勝ったと思い油断した真人に直接『簡易領域』を打ち込み弾け散る。

領域が消滅したことで勝利を確信した与はもう一人の障害である夏油に意識を向けるが、実は全て真人の演技で死んだと思い油断させ、夏油に意識が向き油断したメカ丸の頭部を破壊し操縦席に直接侵入。

与も残り1本の領域を使い応戦しようとするが真人の掌に直接触れられ死亡した。

アニメでのメカ丸（与幸吉）は？声優や出番について

アニメ『呪術廻戦』でのメカ丸（与幸吉）についてもまとめてみました。

メカ丸（与幸吉）役の声優は松岡禎丞さん

アニメにてメカ丸（与幸吉）役を演じる声優は松岡禎丞さんです。

アニメでの初登場はおそらく第14話『京都姉妹校交流会－団体戦⓪－』

アニメでの登場に関してはおそらく第14話『京都姉妹校交流会－団体戦⓪－』にて初登場となると思います。

アニメは全24話構成ということで原作コミックどおりの構成であれば、14話～20話ぐらいが京都姉妹校交流会編になると思うので、16話あたりがメカ丸の一番の見せ場かもしれませんね。

メカ丸（与幸吉）についてのまとめ

メカ丸（与幸吉）についてここまでの内容をまとめると

• 京都校の二年で準1級術師
• メカ丸の正体は与幸吉が操る傀儡
• 与幸吉は天与呪縛によって身体と引き換えに実力以上の呪力が使える
• 術式は傀儡を操る「傀儡操術」
• メカ丸（与幸吉）が内通者だった
• 与幸吉は渋谷事変前に死亡したが、生前に残した保険で高専側をサポート
• アニメでの声優は松岡禎丞さん

京都姉妹校交流会編以降は作中においてかなり重要な人物でありますが、残念ながら真人に殺されてしまい、渋谷事変においても役目を終え物語からは退場してしまいました。

特に三輪と最後の別れを告げるシーンにおいては心を引き付けられた読者も多いかと思います。

与が守りたかった三輪をはじめ、京都校の残されたメンバーが誰一人かけることなく終えてくれることを願いたいですね。