ハイネの正体は?
ハイネの正体は日都ヶ島の神ヒルコノミコトであり、影たちの母。
「ハイネ」の姿はヒルコが最初にコピーした人間「雁切波稲」であり、彼女自身はその名で呼ばれることを好む。
ちなみに小早川しおりの影もヒルコの一部であることが4周目のループで発覚した。
ハイネは影を生み出すことができる
影の能力であるコピーには2種類あり、体を分裂させ新しい影を産む「分娩」がハイネなら何回でも可能。
ただし現在のハイネは体が弱っている為、分娩も簡単じゃないとのこと。
ヒルコ伝承について
三百年前に日都ヶ島の万年青浜に巨大な鯨が流れ着いたが、それは鯨ではなく鯨に変身したヒルコだったという。
鯨を見に集まったある漁師の娘(波稲)が鯨に近づくと眩い光を放ち、娘をコピーしてから食らった。これが影の病の始まりである。
一部始終を見ていた島民は恐れ慄き、祟りを恐れその娘の姿をしたもの(ハイネ)を、現人神ヒルコ様として祀り上げた。
島民は島の地下にある洞窟に居室を作り、ヒルコ様を住まわせたという。(これがヒルコ洞)
ヒルコ様は人の姿になったことで人の舌を得て、人の肉の味を好むようになり、度々贄として人を要求したが、その見返りに豊漁をもたらしたといわれる。
ハイネの目的とは?
ハイネは力を取り戻し自分の故郷へ帰りたがっているという。
ただ第二次世界大戦時の和歌山大空襲によりハイネも本体に深刻な傷を負い、さらに14年前にハイネの自我が分裂し「波稲」と「ヒルコ」に分かれたことで現在はかなり衰弱している状態。
ハイネは7月24日の夏祭りの夜に島中の人間を食べて、一時的にでも本来の力を取り戻すために影たちを使って暗躍している。
ハイネの故郷とは?
ハイネの故郷はこの世の生物が辿り着くことが不可能だが、影だけが行くことができる"常夜"と呼ばれるところ。
常夜では時間が流れていないので、ハイネの選んだ影(家族)だけを連れ帰り、永遠を過ごすつもりだった。
ハイネもループできる?ハイネの能力について
ここからはハイネの能力について解説していきたいと思います。
慎平と同じくループできる
慎平の右目はもともとハイネから分裂したものなので、当然ハイネもループすることができる。
ただし観測者が2人いるので、ハイネか慎平かどちらか最後に生き残った方が見る世界が事実となる。
刻印で慎平の居場所がわかる
ハイネは3周目のループから慎平を追いかけ、4周目に慎平の右腕に刻印(手形)をつけたので、以降は慎平がどの世界へ行こうがすぐに見つけることができる。
ちなみに刻印で慎平の居場所までわかる。
この刻印は慎平の存在そのものにつけた印なので、手形を消すことはできないが、泥の中なら存在を遮断することはできる。
何回でも分娩できる
通常の影であればコドモの代で1回のみ、マゴの代であれば分娩能力がないが、影たちの母であるハイネであれば何回でも分娩することが可能。
ただし現在のハイネは衰弱しているため何回でも分娩できるといっても簡単ではないとのこと。
また影たちは基本的に本能よりもハイネからの指令を優先するようになっている。